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ロマンス詐欺で福島県初の逮捕 「出し子」か容疑者の女 共謀し二本松市の女性から現金50万円騙し取る

恋愛感情を抱かせ金をだまし取るロマンス詐欺事件で、容疑者の女が逮捕される様子を捉えた。ロマンス詐欺事件での逮捕は福島県内で初めて。

5月8日午前7時前、愛知県豊田市。
マンションの前で捜査員に囲まれるひとりの女。
詐欺の疑いで逮捕されたクロセ・アーリンダ・ベルガラ容疑者(67)
警察によると、クロセ容疑者は仲間と共謀して2023年11月から2024年1月までの間、福島県二本松市に住む70代の女性から現金約50万円を騙し取った疑い。

福島テレビ・矢崎佑太郎記者:「今逮捕された女の自宅から複数の捜査員と逮捕された女が出てきました。ゆっくりと前を向きながら捜査員に促される形で捜査車両へと向かっていきます」

クロセ容疑者が金をだまし取ったとされる手口がいわゆる"ロマンス詐欺"。
SNS上でクロセ容疑者などの犯行グループは、ウクライナで働く日本人医師になりすまし、二本松市の女性に接触。恋愛感情を抱かせるようなメッセージのやり取りを重ねた上で「日本にお金を送りたいが配送に金がかかる」などと言葉巧みに現金を騙し取ったとされている。

クロセ容疑者は振り込まれた金を引き出すいわゆる「出し子」とみられていて、警察では金融機関の防犯カメラなどから犯行を特定し、8日逮捕した。
ロマンス詐欺事件の逮捕は、福島県内では初めてで、警察は共犯がいるとみて捜査を進めている。