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<福島第一原発>相次ぐトラブル受けた総点検が終了 約7割の作業に改善点見つかる

福島第一原発では、2月に作業員が弁を締め忘れたことにより汚染水を含む水が敷地内に漏えい、4月には作業ミスによる停電で処理水の放出が6時間半にわたって止まるなどトラブルが相次いでいる。

東京電力はこれを受けて、構内のすべての作業についてリスクの再検討などの点検を行っていて、6月7日に約1000件の点検を終えたと公表した。
その結果、約680の作業で、計画や工程に改善が必要な点が見つかったという。

東京電力は「重大な見直しが必要な作業は確認されていない」としているが、作業員の感電や放射性物質による汚染のリスクがある作業もあった。

作業はすべて、見直しのうえ再開されていて、廃炉の工程に影響はないという。