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福島市の下水道施設から指針値超えのPFOS検出 消火薬剤の流出が原因か<福島県>

福島県・福島市内の下水道施設から、有害性が指摘されている有機フッ素化合物PFOSが国の指針値を超えて検出された。

福島市によると10月16日、市内の民間施設からPFOSを含んだ消火薬剤が誤って放出されたと報告があった。
放出された消火薬剤は1200リットルほどと見られ、下水道に流入した可能性があったことから市内の下水道施設の水質調査を行ったところ、国の指針値である50ng/Lを超える120ng/Lが検出された。
消火薬剤の誤放出との関係は現時点では不明だという。

市は他の地区からの汚水と合流して指針値以下に希釈されるため環境への影響はないとしている。また誤放出された消火薬剤についても現時点でほぼ回収が完了しているという。