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6月暑いと夏はどうなる?!真夏日いつまで続く?真夏日連続記録を超える?熱中症注意【福島発】

6月12日、全国で初猛暑日を観測した福島県。早速また気温の記録が出そうだ。こちらのデータを見てほしい。
【福島市・これまでに観測された最高気温】・・・11日(火)31.5℃/12日(水)33.8℃/13日(木)32.3℃
【福島市・予想最高気温 福テレ独自予報】・・・14日(金)34℃/15日(土)33℃/16日(日)31℃/17日(月)32℃/18日(火)34℃/19日(水)34℃/20日(木)31℃
みなさんお気づきだろうか?11日から10日間連続で最高気温が30℃以上の真夏日が続きそうだ。

■過去にもあった?10日連続、真夏日
そもそも6月に10日連続で真夏日が続いたことがあるのか調べてみた。1889年から統計を取り始めた135年分の気象庁の過去の気象データを紐解いてみると、1979年と1894年の6日連続が過去最長。それを4日も記録を更新しそうだ。中国大陸で温められた空気が流れ込んでくるのと、梅雨前線が南に離れ、福島が連日高気圧に覆われる日が続くため。

■6月が暑いと夏は...暑い!?
いつも以上に暑い6月。気になるのはこの後の夏の暑さだ。「6月の気温が高い年」の夏の気温はどうなるのか。福島市の過去の気象データから分析してみた。
過去50年の福島市の6月の月平均気温を高い順から8年分を洗い出すと
・7月は8年のうち6年が平年より高い猛暑、2年が平年より低く、
・8月は8年のうち4年が平年より高い猛暑、2年が平年並み、2年が平年より低くなった。
この傾向からすれば、6月が暑い年の夏(7・8月)は暑くなる傾向が見て取れる。
6月13日に気象庁が発表した1カ月予報によると、暖かい空気に覆われやすいため、向こう1か月の気温は全国的に高く、特に東日本では期間のはじめは気温がかなり高くなる見込み。

■熱中症にもご注意を!
熱中症は暑い日中だけでなく、暑さによる疲労の蓄積で発症することも。6月13日は福島県内で1人が熱中症と診断。熱中症と診断された女性は、6月12日の暑さにより体調を崩し13日に救急搬送を要請。その際に熱中症と診断されたとのこと。

この後も水分の補給、冷房を適切に使用する、畑作業は1人で行わないなどいつも以上に熱中症に注意が必要な日々が続きそう。

(福島テレビ気象予報士・斎藤恭紀)