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防災大百科

海面水温 北高・南低 暑熱・大雨続く

<宮城県への上陸は1951年の統計開始以来初めてという "異例" の台風8号>
幸いにも福島県内では目立った被害はなかったが、今シーズンから変更された「5段階の警戒レベル」が初めて出された。
南相馬市・伊達市・浪江町・広野町の4市町で、「レベル3」の「高齢者等避難」が発令。
このほか18市町村が自主的な避難所を開設。
最大で82世帯106人が避難したが、このうち4割以上の37世帯45人は自主的な避難だった。
福島県の担当者は「東日本台風の被害もあり、早めの避難所開設が浸透しつつあるのではないか」と話す。

東京大学大学院客員教授・防災マイスターの松尾一郎さんは、早めに避難しようとしても自治体が避難所を開設しないと避難できない。早めの避難というのは重要なのでぜひ根づかせてほしいと話す。
早めの避難が徐々に浸透する中、新型コロナウイルスの影響で自治体が追われていたのは感染症対策に配慮した避難所の開設だけではない。
これまで避難所として使用していた施設を、新型コロナウイルスワクチンの接種会場として使用しているケースもあり新たな対応が求められた。

また、台風8号は福島県を通過した後も「異例の雨」を降らせた。
東京大学大学院客員教授・防災マイスターの松尾一郎さんは、東日本台風のときも台風本体が抜けても回り込んだ雨雲で、遅れて雨をもたらすということもあった。これはいかなる場合も起こり得るということを考える。今後は遅れてくる大雨には注意すべきと話した。

◇動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます。

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