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防災大百科
ゲリラ豪雨への対策進む 郡山市のケース
気象情報会社ウェザーニュースによると、2022年は暖かく湿った空気が入りやすいことなどから「ゲリラ豪雨」が例年より発生しやすくなると予報されている。
その数は9月までに全国で約9万回と、約6万回だった2021年と比べると1.4倍に上る。
都道府県別の「ゲリラ豪雨」の発生回数を見ると、福島は全国平均を上回る1.5倍以上が予想されていて、今シーズンはゲリラ豪雨に注意が必要となりそうだ。
<ゲリラ豪雨などによる被害を防ぐために施設の整備や新たな取り組みが進む>
福島県郡山市の郡山中央工業団地で工事が進むのは『石塚貯留管』
『貯留管』とはゲリラ豪雨などによる大量の雨水を一時的に貯める施設。下水道などの排水能力が追い付かず、雨水が溜まってしまう内水氾濫を軽減させる役割を担う。
一方、郡山市では洪水対策と商業施設が"共存"する、新たな取り組みも始まっている。
郡山市の『ヨークタウン八山田』で7月1日から利用が始まった約150台を停められる駐車場。約8200トンの雨水を一時的に貯めて洪水被害を防ぐ、調整池の上に整備された。調整池の機能を活かしながら、構造物が設置されるのは珍しいケースだという。