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銘木に訪れた危機 樹齢200年の合戦場のしだれ桜 美しさを守り続ける
あすにプラスになる話題をナビ―ゲートしてくれるのは福テレアナウンサーの幡谷さん。
福島県のサクラの名所、二本松市の「合戦場のしだれ桜」は、例年に比べ一週間以上早く開花し、見頃を迎えている。(4月7日時点)
三春滝桜の「孫桜」と言われ、推定樹齢は約200年 木の高さは18mある。
「平安時代の合戦場」と伝わる地に立つ2本のベニシダレザクラで、2本のサクラが寄り添うように立つことから、別名「夫婦桜」とも呼ばれている。
この場所は私有地で、所有者の三浦喜徳郎さんが約60年前から手入れを始めた。その美しさから年々、花見客が増え、今では10万人が訪れる名所となった。
しかし、心配な事も。所有者・三浦喜徳郎さんの甥にあたる「合戦場のしだれ桜保存会」佐久間庄一さんによると「ここ数年、虫にやられて花付きが悪く弱ってきてしまった」という。樹木医の助言のもと治療を始めることになり、2023年2月に樹勢回復のため枯れ枝を伐採したため、今期は枝ぶりが少ないそう。
保護活動には費用もかかるため、保存会では募金箱を設置し、見物に訪れた人たちへ支援を募っている。