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防災大百科

身近なリスク 今日の調べが 明日の備えに

4月は新年度のスタート。就職や転勤など多くの人が、新たな場所で生活を始める時期。新生活にこそ意識したい防災対策について考える。
この春に高校を卒業した矢吹町出身の柴田桃花さんは、就職にあたって初めての一人暮らしを始めた。
もともと地震が苦手だったという柴田さんのために、引っ越しの際に両親が防災についてアドバイス。
テレビの転倒を防ぐベルトや食器棚のストッパーなど、地震への備えはある程度できていると感じているが「福島市は水害もあるので」と新たな不安もあるようだ。
初めて住む場所だからこそ、災害のリスクを知る重要性を実感している。

防災のプロ・東京大学客員教授・防災マイスターの松尾一郎さんは「災害はそれぞれの地域で、発生の仕方も内容も異なる。日ごろから住んでいる場所を含め、災害リスクを調べておくことが必要」と語る。

市町村が出している防災マップを活用したり、国土交通省が公開している「重ねるハザードマップ」は、インターネットで検索すれば誰でも見ることができる。
地図上に「土砂災害」や「洪水」のリスクがあるエリアを表示。パソコンからだけでなくスマートフォンでも閲覧できる。

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