福テレアナウンサーが「これだ！」と思った話題を伝える「アナこれ！」
今回は古賀さん。福島県会津若松市に、競技ドッジボールに熱中する小学生たちがいる。全国大会にも出場する実力のヒミツは...恐怖に打ち勝つボールキャッチと「かえるのうた」だった！？

全国大会にも出場

競技ドッジボールチーム「Aoiトップガン」は、福島県会津若松市を拠点に20年前に結成。これまでに4度、全国大会に出場する県内有数の小学生チームで、現在小学2年生から6年生までの17人が所属している。

攻守が目まぐるしく展開

1チーム12人で戦う競技ドッジボール。持ったボールを5秒以内に投げなければならず、守備と攻撃が次々と入れ替わる。制限時間の5分で最終的に内野に残った人数が多いほうが勝ち。

最大の見せ場...キャッチ

２年生・北澤陸さん：「強い球・ボールを取ったり強いボールを投げたりするところ」
副キャプテン・長谷川琥南さん：「ボールを取った時にみんなが喜んだりしてくれると、やってていいなとか楽しいなと思う」
と選手が語るように、ドッジボールの最高の瞬間...それが、キャッチ。

坂井裕幸監督も「盛り上がらないわけがない。小さい子が6年生の速いボールを取った時っていうのは」と言う。しかし...「エースの子のボールを取る練習をするのは、多分3年生は怖くてしょうがない」とも話す。

2年生の齋藤輝征さんに話を聞くと「上級生のボールを取るのは怖い」という。
それもそもはず、Aoiトップガンのエース・小野寺恵士キャプテンが投げるボールの速さは約85キロ！小学生エース、恐るべし。

声出しが重要...秘策は「かえるのうた」

坂井監督は「声はやっぱり重要。試合中に声が出なくなると、どうしても相手に流れが行ってしまう。去年はなかなか声が出せなくて、勢いに乗せられなかったのもあった」と語る。
そこでチームの全員で考えた秘策が...「♪カエルのうたが～聞こえてくるよ～」　大きな声で合唱すること。

副キャプテンの長谷川琥南さんは「歌ってるときは自分が一番声を出すっていう気持ちで歌っている」という。キャプテンの小野寺恵士キャプテンも「少しはずかしいけど、声が出せるようになるので、ためにはなっていると思う」と話す。

ちょっぴり照れながらも全力で。声出しのウォーミングアップで心を一つに、辛いときもモチベーションを高く持ち続けることにつながるという。
2023年5月に新潟県で行われた大会では優勝を果たした「Aoiトップガン」
坂井監督も「声を出すと辛くても笑顔になってきたりして、すごく雰囲気も良いなって思っている」と効果を実感している。

全国大会での一勝を目指して

2023年7月には、福島県大会を控えている。チームの目標はその先の「全国大会一勝」
副キャプテンの長谷川琥南さんは「しっかり声を出して、テキパキ行動。やるときにはしっかりやって、気持ちを切り替える。だらだらしないチームを作りたい」と意気込みを語った。

明るく元気で、何よりもドッジボールが大好きな選手たち。Aoiトップガンは「カエルパワー」で駆け抜ける！