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まず一勝 福島県唯一の高校女子硬式野球部・学法石川 目指すは全国決勝の舞台「甲子園」
福テレアナウンサーが「これだ!」と思った話題を伝える「アナこれ!」
今回は松山さん。高校野球は男子だけでなく、女子も熱く盛り上がっている。女子の硬式野球部は全国で年々増えていて、その数は現在60校!福島県にもある。それが学法石川高校!甲子園を目指す姿にムネアツだ。
◇動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます。
学法石川高校・女子硬式野球部。2022年発足した福島県内の高校で唯一の女子野球部だ。
福島県三春町出身の大原悠加選手。中学校で野球をはじめ、男子部員に交じりプレーをしてきた。
学法石川・女子硬式野球部2年生 大原悠加選手:「スピード感と打球の強さが男子より劣っているが、その代わりにつなぐプレーで女子野球をやっているので、そこは男子と違って魅力」
彼女たちが目指す舞台は、「甲子園」だ。この夏に開幕する全国大会には、これまでで最も多い58校が出場予定で、決勝は甲子園球場で行われる。
創部から3カ月で挑んだ2022年は初戦で敗退。全国のレベルの高さを痛感した。まずは、1勝。そのための練習を日々重ねている。
女子野球部の部員は全員が親元を離れての寮生活。茨城県や栃木県など県外から野球の為に進学した部員がほとんどだ。
栃木県出身・2年生 鶴見星空選手:「最初は反対されて、近い作新学院に行きなさいってめっちゃ言われてたんですけど、近くにいると甘えちゃうし」
二本松市出身・1年生 出川綾乃選手:「落ち込んでいる時とかも周りが支えてくれるんで、独りぼっちじゃないなって思います」
苦しいことも楽しいことも分かち合う。目指すべきチームの姿を共有し連携を強めている。
学法石川・大原悠加選手:「練習以外でみんなとコミュニケーション取れるので結構楽しいし、家族みたいな感じなので。大変なんですけど、この寮生活があるからこそみんな楽しく野球出来ていると思うので、全員で一勝でも多く長い夏にできるように頑張っていきたいと思います」
福島テレビ・松山理穂アナウンサー:「部員が選んだBGMをかけながらチームは最終の調整中です。きょうはチーム全体の得点力をあげるためにバッティングを集中して練習しているということです」
練習はその日ごとに打撃・守備の強化メニューを組み、週末は他県に遠征して練習試合を重ねている。女子野球部を率いるのが、五十嵐竜亮監督。学法石川高校出身で甲子園を目指していた。BCリーグでプレーの経験がある元野球選手だ。
学法石川女子硬式野球部・五十嵐竜亮監督:「正直僕の時代は女の子が野球やるってまだ身近なことではなかったんですけども、こうやって男性でも女性でも関係なく野球人口は増えていってくれればいいなってところで。三大大会っていうところで、まだ一勝できてないので、まずは一勝して歴史を作るってところでやっていきたいなって思っています」
掲げるスローガンは「苦の中に光あり」。野球を愛し、勝つための努力は男子にも負けない。
学法石川・大原悠加選手:「そこ(甲子園)を目指してやってきているので、強い相手と当たるとしてもみんな諦めず、その土を踏めるように頑張っていきたいと思います」
新たな歴史を刻む女子学石ナイン。夢の舞台を目指し、突き進む。