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山人料理に裁ちそば、歌舞伎にばんば様も 独自に根付く文化を深掘り!《もっと!ぐっと!檜枝岐村》
2000m級の山々に囲まれ、尾瀬国立公園をはじめとする豊かな大自然に恵まれた、福島県檜枝岐村。その風土が育む食と歴史。魅力満載の檜枝岐村を紹介する。
◇動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます。
<その土地を知るには、まずは道の駅>
道の駅 尾瀬檜枝岐。食事処の「山人野 やも~どや」 "やもうど"とは檜枝岐村村の言葉で「山仕事で山に入る男性のこと」
こちらでは、ラーメンやうどんなどの食事がいただけるのだが、土日限定で「山人料理」も楽しめる。マイタケごはんと、大根の葉とキノコをたっぷりと使ったキノコけんちん汁のセットがおすすめ。
◆山人田舎セット 1000円
売店で購入できるシソ、ミョウガ、ラッキョウ、トウガラシを塩漬けにした山人漬けもぜひ。
◆山人漬け 630円
《山人家》檜枝岐村見通1136
【営業時間】売店 午前8:30~午後4:30/食堂 平日 午前11:00~午後2:00 土日祝 午前11:00~午後3:00
【定休日】火・水・木(祝日・繁忙期を除く)
旅の楽しみといえばお土産も!尾瀬の郷交流センターでは、さまざまな檜枝岐の特産品を販売している。なかでも、オススメは檜枝岐産の「ハコネサンショウウオ」のくん製が、丸ごと1匹入ったドレッシング。サンショウウオは、昔から漢方薬の原料としても知られ、檜枝岐村のような山間部では貴重なタンパク源として親しまれてきたもの。
◆山椒魚ドレッシング 1080円
《尾瀬の郷交流センター》檜枝岐村見通1151-1
【営業時間】売店 午前9:00~午後5:00/食堂 午前11:00~午後5:00(L.O午後4:30)
【定休日】年中無休
<村の歴史...代々引き継がれる奉納歌舞伎>
檜枝岐村と言えば「檜枝岐歌舞伎」 舞台がある鎮守神に続く参道脇に「橋場のばんば」が祀られている。子どもを水難から守ってくれる水の神様で、縁結び・縁切りの神様としても信仰され、悪縁を切りたい場合は「切れるハサミ」を、良縁を切りたくない場合は「切れないハサミ」を供えると願いが叶うという。
檜枝岐歌舞伎を深く知るために、ぜひ訪れてほしいのが「歌舞伎伝承館」 古くから使われてきた衣装や小道具など貴重な資料を見ることができる。
《歌舞伎伝承館 千葉之家》檜枝岐村居平664
【営業時間】平日 午前9:00~午後4:00 土日祝 午前8:00~午後5:00
【入館料】無料
約280年の歴史を持つ、檜枝岐歌舞伎。役者から裏方まで、すべて村人という珍しい歌舞伎を見に毎年多くの観光客が訪れる。檜枝岐歌舞伎は5月・8月・9月の年3回上演される。
<檜枝岐グルメ そば・はっとう>
檜枝岐村を訪れたら味わいたい"裁ちそば"をいただきに「民宿かどや」へ。裁ちそばは檜枝岐村の伝統的なそば打ち技法で、伸ばした生地を折りたたまずに数枚重ね、布を裁つように切ることからその名がつけられた。
◆裁ちそば定食 1350円
定食についている檜枝岐の郷土料理「はっとう」は、そば粉ともち粉を練り合わせ、エゴマをまぶしたもの。あまりのおいしさに「ご法度」になったことから、その名が付いたと言われている。
《民宿かどや》檜枝岐村上ノ原595-1
【営業時間】午前11:00~午後2:00ごろ ※そばが無くなり次第終了
【定休日】不定休
地元の人も「夏でも涼しいのが魅力」と話す檜枝岐村。8月は「真夏の雪まつり」や檜枝岐歌舞伎」などのイベントも予定され、この時期オススメのスポット。お出かけの際は、お土産に「山椒魚ドレッシング」もお忘れなく。