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レトルトなのにごちそうに!NISHIKIYA KITCHENの製造工場に潜入
もはや国民食と言っても過言ではない、みんなが大好き、カレー!いまやレトルトでも、専門店を上回る本格的な味を楽しめるように。そんなレトルトカレーを深掘り。
◇【動画で見る】リピーター続出!ニシキヤキッチンのレモンクリームチキンカレー
◇【動画で見る】世界の料理を「カンタン」に ごちそうレトルトでヒット連発「にしき食品」
不動の人気カレーを作る工場に潜入
NISHIKIYA KITCHENは、東京ミッドタウンや自由が丘に店舗を構える人気レトルト食品専門店。実は、宮城県岩沼市にある「にしき食品」の工場で商品を作っているという。
この工場で主に作っているのが、2014年の発売以来ニシキヤキッチンの人気・売上、ともにナンバーワンの商品「レモンクリームチキンカレー」
材料の分量や入れる順番、かき混ぜる速度に至るまで、すべてが記されている「フローシート」をもとに計算しつくされた味を作り出していた。
おいしさを追求する食の精鋭部隊
にしき食品の命とも言える「フローシート」を作る専門の部署が、商品開発部。日々新たな開発に励んでいる商品開発部は、調理師や管理栄養士で構成される、まさに「食の精鋭集団」そんな精鋭集団を納得させたニシキヤキッチンのレトルト食品は、現在およそ120種類!その中でも、トップオブトップに君臨する「レモンクリームチキンカレー」レモンがほんのりと香る、甘くてクリーミーな味わいにハマる人続出!わずか6年で100万食を突破!
しかし、人気にあぐらをかくことなく、一番人気の「レモンクリームチキンカレー」でさえ、苦味が少なく酸味の角がない「シチリア産」のレモンに変更するなど、さらなる「おいしさ」を追求しているという。
一日11万パックを製造
フローシートに忠実におよそ2時間かけて作られた「ソース」は、塩分濃度や粘度など、品質をしっかりと確認したのち、次の工程へ...。
機械による生産性の向上も相まって、ここ「にしき食品空港南工場」で製造されるレトルト食品は、一日におよそ11万パック!2022年度の売り上げは、なんと84億円!
しかし、創業当初はレトルト食品会社ではなかった。
1939年佃煮店からスタート
1939年に家族経営の佃煮店からスタートした「にしき食品」。1960年代、高度成長期になると時代の流れについていけず、経営が悪化し倒産寸前に...。
そこで、2代目の西木睦雄が、当時話題になっていたレトルト食品に注目した。
ごちそうレトルト
にしき食品が目指したのは、メインで食べたくなる"ごちそうレトルト"。そのために、現在の会長である菊池洋が最初に変えたのが、食の基本となる「水」「塩」。
水は、浄水器を通したものを使用。塩素を除去した純度の高い水で素材本来の味を最大限に際立たせている。塩は、旨味のあるまろやかな味わいで、素材の良さを引き立たせるものへと変え、添加物に頼らない味づくりを徹底した結果、ニシキヤキッチンシリーズは、2023年に累計販売数2500万食を突破した。
注目!辛口マトンキーマカレー
ニキシヤキッチンシリーズのレシピを一手に引き受けているのが、調理師や管理栄養士などで構成される「食の精鋭集団」商品開発部。一年間の試作回数は4000~5000回。そのうちの約2%が商品化されるという。
その商品開発部がネクスブレイクとして見ているのが、爽やかに香るライムと、チリペッパーの辛みが効いた、辛口マトンキーマカレー。意外性のある商品が人気になることもあるという。
ヒット連続のヒミツ
ごちそうレトルトを次々に生み出す「にしき食品の心臓部」商品開発部。
主力商品の「インドシリーズ」は、現地インドに行って学んだことが多く生かされているんだとか。さらに、製造を支える「工場」にも秘密があるという。材料の計量から製造・パウチ詰め・レトルト殺菌に至るまで、一方通行の工場レイアウトにすることで、生産効率を上げている。実はこのレイアウトには「レトルト食品ができるまで」の一連の流れを、子どもたちに楽しく学んでもらおうという現会長の思い込められているという。月に数回・参加費無料で見学ができる。
にしき食品では、自社商品だけでなく、現在80社以上の企業のレトルト食品を作っているという。
ニシキヤキッチンシリーズは、オンラインショップから購入することができる。