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農業は楽しい!29歳農家の挑戦 SNSで日常を配信

農業の魅力を多くの人に...そんな思いを抱く男性。担い手の高齢化が進む農業の楽しさを、日常の姿を通して発信している。

◇【動画で見る】動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます。

地元で農業をはじめる

収穫したばかりのニンニクを配達していたのは、福島県福島市の農家・本田彬さん(29)。少しずつ卸し先の飲食店が増え、そのおいしさを知ってもらえるようになってきた。
6年前に勤務していた群馬県の病院を退職し、地元の福島で農業を始めた。「イメージもないぐらいの状態で飛び込んだので、ある意味新鮮ではあったけど不安な面もあった。地元で農業やるからには、地元で地元の人においしく食べて頂きたいという思い」と本田さんは話す。

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農業を通して地域貢献

福島市にある本田さんの農園は、東日本大震災から10年が経ったころ中学校からの友人である山田蓮さんと始めた。
本田さんは「震災の時は、何か出来るかって言ったらできなくて。いま大人になって、地域に貢献できる活動がようやくできるような年になった。農業を通して地域貢献になればと思っている」

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農園の名前に込めた思い

仲間と一から整備した農園の名前は「達磨農園」。「野菜で願いを叶える」その思いを農園の名前に込めた。
農園の自慢は有機栽培のニンニク。「最高です。めちゃめちゃ嬉しいですね。年に一回しか収穫がないので、余計に収穫の喜びがある」と本田さんはいう。

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就農への敷居を下げる

もう一つ、本田さんたちが取り組んでいるのが、動画の配信。普段の作業様子はもちろん、仲間と過ごす日常を撮影し農業の楽しさや魅力を発信している。この日も、農園には本田さんたちの活動を知った人が手伝いに訪れていた。
福島県内で農業に従事する人は、8万7300人。その半数を65歳以上が占め、平均年齢は63.3歳で、30代までは1割に満たない状況だ。
本田さんは「農業の敷居をSNSだったり、実際会って農業の話をしたり、来ていただいて体験してもらうことで敷居を下げることになればいいなと思っている」と話す。

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本田さんは「僕らの活動を見ていただいた方々に、少しでも農業に興味をもってもらって、その結果、農業をしたいという人たちが増えて、農業の業界が底上げできるような活動をしていければ良い」と話し、一人でも多くの人が農業を身近に感じ、興味を持ってもらえるように。そのきっかけをこれからも作りたいと考えている。

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