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眠っていた蒸留所が町の未来を醸す 地元産大麦と名水でつくる焼酎《もっと!ぐっと!塙町》
福島県塙町の奥久慈塙蒸留所が製造する本格焼酎が、地域の新たな希望として注目されている。辺り一体が豊かな自然に囲まれたこの蒸留所は、塙町の未来を醸す拠点として生まれ変わった。
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奥久慈塙蒸留所は、以前は別の酒造店が使用していたが、約10年間酒造りが行われず、静かに眠っていた。「塙町を盛り上げたい」という熱い思いから、新たに誕生したのが現在の奥久慈塙蒸留所だ。
2022年から焼酎製造を開始した同蒸留所の代表作が「水毬(みずまり)」と「燈毬(ひまり)」である。地元塙町産の大麦と阿武隈山系の清らかな水を使用し、地域の特色を存分に活かした製品づくりに取り組んでいる。その努力が実を結び、「水毬」は2023年「東京ウイスキー&スピリッツコンペティションSHOCHU部門銀賞」を受賞。2024年は「燈毬」と共に銀賞受賞し、地元の誇りとなる逸品として認められた。
奥久慈塙蒸留所の専務取締役、青戸一彦さんは「地元に誇れる名酒を目指している」と語る。地域の資源を活用し、塙町の魅力を瓶に詰めて届けたいという思いが伝わってくる。
<奥久慈塙蒸留所>
塙町大字板庭字原木沢32番地
https://okukujihanawa.jp/