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住み続けたくなる街のヒミツ ほっこりスイーツに新しいお土産《もっと!ぐっと!須賀川市》
福島県須賀川市が、大東建託の調査による「住み続けたい街ランキング2024」で県内2位に輝いた。その人気の理由は何なのか。須賀川市で新たな魅力を生み出そうとしている人々を訪ね、隠れた魅力を探ってみた。
◇【動画で見る】動画はYouTube 福島ニュース【福テレ】でご覧いただけます
マフィン専門店「あまやどり」
JR須賀川駅から徒歩約10分。静かな住宅街に佇むマフィン専門店「あまやどり」を訪れた。3年前に自宅の一部を改装してオープンしたこの店。オーナーの関根智美さんは、もともと保育教諭だったという。
「自宅で子どもたちと一緒に過ごす時間を増やしたいとずっと思っていて、何ができるだろうって考えた時に、小さい頃からお菓子を作るのが好きだったので、自分の特技を活かしたいと思って開業しました」と関根さん。
おすすめは、イチゴの季節限定の「苺といちごのミルククリームマフィン」だ。甘さ控えめの生地の中に、イチゴクリームがたっぷり入っていて優しい甘さが口いっぱいに広がる。
「小さい子からおじいちゃんおばあちゃんまで食べて、ホッとしていただけたら。そういう時間を過ごしていただきたいなって思っています」と関根さんは語る。
<あまやどり>
須賀川市中宿275
【営業時間】午前11:00~午後4:00
【定休日】不定休
◇苺といちごのミルククリームマフィン500円
須賀川の新しいお土産トップ3
次に訪れたのは、「すかがわ観光物産館フラット」。須賀川のお土産といえば、ウルトラマングッズやかっぱ麺が有名だが、今回はフラットイチオシの新たなお土産トップ3を店長の橋本舞さんに紹介してもらった。
第3位は、須賀川市の燻し屋KEMUのスモークナッツ。(スモークナッツミックス800円)
第2位は、須賀川市の農家「阿部農縁」の果物加工品。(桃のコンフィチュール100g・540円)
そして第1位は須賀川市長沼にある太田屋菓子店の手作りクレープ。店長の橋本さんは「冷凍で販売しているので、完全解凍してもおいしいですし、シャリシャリっとした感触が好きな方は冷凍タイプでもおすすめ」と話す。(手づくりクレープ・チョコレート250円)
須賀川ならではのものを探しに、フラッと立ち寄ってみてはいかがだろうか。
<すかがわ観光物産館flatto>
須賀川市中町11
【営業時間】午前10:00~午後6:00
【定休日】火曜・年末年始(臨時休業あり)
ワクワクなチャレンジショップ
最後に訪れたのは、フラットの隣にある「須賀川市民交流センターテッテ」。ここには図書館や市民活動サポートセンター、レンタルルーム、屋内遊び場などが入った複合施設があり、開業を目指す人に経験と実績を積むためのチャレンジショップもある。
その中の一つ「珈琲と菓子kajitsu」では、店主の鈴木裕美さんの実家の農園で採れた新鮮な果物を使ったスイーツが楽しめる。おすすめは「私の母が作っているサンふじリンゴのアップルパイとホットアップルサイダーです」と鈴木さん。アップルパイは、中のリンゴがシャキシャキであまり砂糖を使わず仕上げ自然な甘さが特徴だ。
「応援してくださるお客様も増えてありがたいなと思っているので、お客様がホッとできるような居場所を市内に作って、美味しい須賀川の果物を発信していきたいなと思います」と鈴木さんは語る。
他にも、手形・足形アートやバスボムづくりなどが体験できる店「N-Room」や、店主の鈴木太郎さんオリジナルの絵を販売する「アトリエ縁」などがある。「みんなが少し寄っていけるような場所づくりを目指しているので、おじいちゃんおばあちゃんから子育て世代の方まで、ここに少し寄っていただけたらいいなって思っています」とN-Roomの店主の須藤ひとみさんは語る。
<須賀川市民交流センターtette>須賀川市中町4-1
《珈琲と菓子kajitsu》【営業時間】平日午前10:00~午後6:00 土日祝午前10:00~午後5:00【定休日】不定休
◇清子さんりんごのアップルパイ520円
◇アップルサイダー520円
《N-Room》【営業時間】午前10:00~午後4:00【定休日】不定休
◇バスボムづくり500円~
《アトリエ縁-Enishi-》【営業時間】午前10:00~午後5:30【定休日】火曜・水曜
◇貴方もどっかで(原画)7万3000円
須賀川市には、地元の特産品を活かした商品や、新しいチャレンジを続ける人々がいる。これらの新たな魅力が、須賀川市の人気の秘密なのかもしれない。まだ知られていない須賀川市の魅力を、ぜひ自分の目で確かめてみてはいかがだろうか。