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福島第一原発6号機で使用済み燃料プールの冷却が停止 設備の電源落ち建屋で煙発生 火の気なく原因調査中

福島第一原子力発電所の6号機の建屋で煙が発生し、使用済み燃料プールの冷却が停止するトラブルが発生している。

東京電力の担当者:「現場には火の気がないことは確認しておりますが、現場にて煙の発生を確認しています。徐々に視界が良くなっている状況を確認しています」
東京電力によると、6月18日午前8時35分頃、廃炉作業が進められている6号機のタービン建屋の地下1階で火災警報器が作動した。現場に火の気はなく、けが人などは確認されていないが、使用済み燃料プールを冷却する設備の電源が落ち、冷却機能が停止している。6号機の使用済み燃料プールには、1566体の燃料が現在保管されていて、復旧が進められている。

東京電力は「冷却が止まっても直ちに影響はない」としている。また、煙が発生する前には、中央捜査室で電源盤が停止してるのを確認していて、因果関係を調べている。