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コイ10匹死んだ「ふれあい牧場」でコイヘルペス確定 60万匹死んだの試験場との関連はなく<福島県>

郡山市と福島県によると、6月22日から28日にかけて福島県郡山市にある観光施設「郡山石筵ふれあい牧場」でマゴイ10匹が死に、死んだコイを検査したところコイヘルペスウイルス感染が確定した。

福島県はこの牧場でコイが死んだことを受けて国の検査機関に詳細検査を依頼していたが、7月2日に結果が出て、コイヘルペスウイルスの感染が確定したという。

この牧場の池には、当初死んだコイ以外に90匹ほどのマゴイと10匹ほどのニシキゴイがいたが、ウイルスのまん延防止のため、県はすべてのコイの焼却処分や飼育器具の消毒などを指示している。

コイヘルペスウイルスは、マゴイやニシキゴイに感染し死亡率の高いウイルスだが、他の魚や人への感染はないとされている。

福島県内では、6月14日から18日にかけて、猪苗代町にある福島県内水面水産試験場で、マゴイ111匹と、それから生まれたばかりの60万匹が死んでいて、一時コイヘルペスウイルスが疑われたが、検査の結果、陰性が確定している。

この試験場と牧場の間でコイを移し替えたことはなく、同じ水が流れ込んでいる可能性は低いという。