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水素で走る燃料電池車 BMWが体験試乗会 福島県で初めて実証実験 2020年代後半に市販化目指す

「水素」で走る燃料電池車。現在、国内での実証実験が進められていて、福島県で初めて試乗体験ができるイベントが開かれる。

「BMWiX5Hydrogen」ドイツの自動車メーカーBMWが開発を進める水素をエネルギーとする燃料電池車で、福島県では初めて実証実験が行われる。
BMWグループ・岡テオドーラさくらさんは「浪江町でも研究フィールドがあったりしていて、県全体での水素の可能性を模索しているなかで、私たちと同じ意識を持っているのではないかということで」と話す。
浪江町に国内最大級の水素製造拠点がある福島県。水素社会の実現が期待されることから実証実験の場所に選ばれた。

気になる乗り心地は・・・福島テレビ・矢崎佑太郎アナウンサー:「一般的なエンジンを搭載している車と違って、アクセルを踏んだ時にストレスなく加速することができます。そして、なによりも車内が静かです」

水素と空気の化学反応で生じるエネルギーで発電し、モーターを動かして走行するこの車。水素のフル充填にかかる時間は3分ほどで、最大で約500キロの距離を走行できる。
7月5日には、いわき市で試乗体験イベントを開催し、アンケート調査などを行うことにしている。

BMWグループの岡さんは「今後市場導入となった際は、ぜひとも福島県と何かコラボレーションができればなと思っています」と話した。BMWでは2020年代後半に水素を使った燃料電池車の販売を目指すとしている。