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お得なチケット片手にはしご酒 福島市で恒例のイベント「きて!みて!呑んでラリー」開催

福島市の中心部で8月27日と28日の2日間、夏の風物詩として親しまれている飲食店を巡るイベント「きて!みて!呑んでラリー」が開催されている。JR福島駅東口周辺の92店舗が参加、新たなお気に入りの店が見つかるかもしれない。

このイベントは2024年で19回目を迎え、地元の味を楽しみながら飲食店を応援する取り組みとなっている。参加者はチケットを購入して複数の飲食店を巡る仕組みで、チケットは5000円と3000円の2種類がある。5000円のチケットで5店舗、3000円のチケットで3店舗を巡ることができ、各店舗では通常より安価で特別メニューとドリンクが提供されている。

チケットには抽選券が付いていて、抽選会場で三角くじに参加できる。景品には10000円分の飲食券などが用意されていて、さらなる飲食店応援につながっている。

参加店舗の一つ、パセオ通りにある「食彩ひとくち」では、福島の食材を活かした特製海鮮丼と特製カレーそうめんを提供している。イベントの実行委員長も務める店主の齋藤京子さんは「地元の味を多くの方に楽しんでいただきたい」と話す。

また、バー「TwoFace」では、地元の食材を使った、うまから牛肉炒めと特製ポテトサラダ、米焼酎のソーダ割りを1000円で提供している。オーナーの瀬戸さんは「通常1500円相当のメニューを提供することで、お客様に福島の味の魅力を知ってもらえれば」と語っている。

このイベントは、参加者が普段行かない店舗を発見する機会にもなっていて、市内の再発見と地域活性化につながっている。チケットは参加店舗や加盟店で購入可能で、地元経済の循環にも貢献している。

「きて!みて!呑んでラリー」は28日まで開催される。主催者は「この夏の風物詩を通じて、多くの人々に福島の飲食店の魅力を知ってもらい、地域全体で飲食店を応援する機運を高めたい」と話している。地元の味を楽しみながら街歩きができるこのイベントは、福島の夏の楽しみ方の新たな形として定着しつつある。