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景観を守る!花見山でスマート農業実証実験 草刈り作業の負担軽減 背景に高齢化や後継者不足<福島市>

後継者不足などの課題解決につなげようと、福島市でスマート農業の導入に向けた実証実験が行われた。

福島市の花見山近くでお披露目されたのは「ラジコン草刈り機」。
遠隔で操作可能で、手作業と比べると作業効率は10倍、特に作業者の負担が大きい斜面での作業で力を発揮するということだ。
操作を体験した農家は...。花き農家の阿部一夫さんは「最初は(操作が)わかんなかったけれども、だんだん覚えると簡単ですね。(ラジコンなら)結構暑くても仕事できますし、すごく能率も上がるかと思いますけどもね」と話す。

花見山や、その周辺は花の名所として知られているが、花き農家の高齢化や後継不足などの課題に直面。景観維持に欠かせない休耕地の草刈りの負担が年々深刻化している。
福島市観光交流推進室・中野絢太係長は「福島の観光の目玉にもなりますので、多くの方がこの景観を楽しみに来ますので、何とかですね、原風景というのを後世に残していきたいなと思っております」と話す。

福島市は花見山の美しさを将来につなげていくため、「ラジコン草刈り機」の導入も検討している。