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《衆院選2024・福島》【3区の構図】前職2人と新人1人が議席争う ”裏金問題”が争点に

新たな区割りで初めてとなる衆議院選挙が10月15日公示された。定数が「4」に減った福島県内の小選挙区には、これまでに前職と新人の合わせて11人が立候補を届け出ている。

<福島3区>
新たな区割りにより、福島県の約半分に相当する広さとなった福島3区。会津全域、さらには白河市など県南エリアも対象になっている。構図一変も招いた、いわゆる“裏金問題”が争点になっている。
福島3区に立候補したのは、届け出順に立憲民主党の前職・小熊慎司さん(56)、共産党の新人・唐橋則男さん(63)、無所属の前職・上杉謙太郎さん(49)の3人。
3人はそれぞれ会津若松市で第一声を上げた。

<各候補の第一声>
【立憲民主党 前職・小熊慎司候補】
「『信無くば立たず』政治の信頼がなければ、いかに政治家が政策を語っても、そして有権者の皆さんと向き合うと言っても、そこに信頼がなければ、何の政策論争にもなりません。表紙を変えても、中身を変えなきゃダメだという名言。まさに裏金候補から裏金候補に表紙を変えるただけの政治でいいのか」

【共産党 新人・唐橋則男候補】
「裏金はどのように使われ、どういういきさつでなったのかっていうのは、まだ解明されておりません。これを解明していくことが求められます。その大元になっているのが企業団体献金の禁止です。皆さんの力で、今の腐りきっている自民党政治を変えていくことを皆さんと一緒にやっていく。この12日間、全力で頑張っていきたいと思います」

【無所属 前職・上杉謙太郎候補】
「旧福島2区の時代からずっと脈々と受け継がれてきた政権与党、自民党公明党の議員がこの会津の地からいなくなってしまうということを意味します。これはあってはならない。厳しい選挙でありますが、しっかりと皆さまに、会津そして県南に必要な議員は、新しいこの会津・県南をつくるのは、上杉謙太郎だと思っていただけるようにしっかりと頑張ってまいりますので」

衆議院選挙は27日に投開票で、期日前投票が16日から順次、福島県内各地で始まる。