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《衆院選2024・福島》【4区の構図】今後の復興担う世代交代のバトン争い 同世代の新人3人が立候補

新たな区割りで初めてとなる衆議院選挙が10月15日公示された。定数が「4」に減った福島県内の小選挙区には、これまでに前職と新人の合わせて11人が立候補を届け出ている。

<福島4区>
旧福島5区の対象はいわき市と双葉郡だったが、今回から相双地域も加わり「浜通り」となった福島4区。
同世代による3人の新人が立候補していて、これからの復興を担う世代交代のバトン争いになる。
福島4区に立候補したのは届け出順に、立憲民主党の新人・斎藤裕喜さん(45)、共産党の新人・熊谷智さん(44)、自民党の新人・坂本竜太郎さん(44)の3人。
3人はそれぞれいわき市で第一声を上げた。

<各候補者の第一声>
【立憲民主党 新人・斎藤裕喜候補】
「産業、再生可能エネルギーやこれからのエネルギーのあり方を作っていく。そういう地域にしなければ、この地域は超少子高齢化、そして人口減少していく中での、これからの地域の生き残りがかかっています。絶対にこの地域で勝って、この地域の声を国政に届けて、皆さんの生活や暮らしやそして安全を守っていきたい」

【共産党 新人・熊谷智候補】
「この衆議院福島4区という難しい、県民が有権者が大変な苦難を抱えている地域で、政党として原発もういらない原発ゼロにしようと訴えられる政党の候補者として、私、日本共産党の熊谷智は皆さんと一緒に”もう原発なくそう”この声を国政へ届けるために全力で頑張りたいと思います」

【自民党 新人・坂本竜太郎候補】
「アルプス処理水の海洋放出、時間をかけてでも安全に確実に成し遂げ、お約束であります除去土壌の県外処分もしっかり担保していく。私は皆様方のご指導お力頂いてしっかりと国にその責任を果たさせる。この役目を地元の立場として、何があったってみなさんの声をお届けさせ続ける。その覚悟で今回立候補を決意させて頂きました」

衆議院選挙は27日に投開票で、期日前投票が16日から順次、福島県内各地で始まる。