<福島第一原発>処理水賠償は460億円に...1か月で10億円増加
福島第一原子力発電所で2023年8月に始まった処理水の海洋放出をめぐり、東京電力は2024年11月27日時点で約370件・約460億円の賠償支払いを完了したと公表した。
中国の禁輸措置などによるホタテやナマコの取引中止の損害が多くを占め、1か月で約60件・10億円ほど増加した。
第一原発での処理水の海洋放出をめぐっては、11月4日に通算10回目の放出が完了し、これまでに約7万8300トン、タンク78基分ほどが薄められて海に放出されている。
次回の放出は、設備の点検を挟んで2025年2月から3月に実施される予定。