相馬市の一般社団法人で約1.7億円の使途不明金か
相馬市で障害福祉サービス事業などを行う一般社団法人「ひまわりの家」で約1.7億円の使途不明金があることが関係者への取材で分かった。
関係者によると、2022年8月まで会計業務を1人で担当していた元理事の女性から業務を引き継いだ担当者が運営費などを管理する通帳を確認したところ、実際の運営に必要な費用よりも多い金額が引き出されていることが確認された。
元理事の女性は少なくとも2015年から会計業務を1人で担当していて、借入金や仮払金などの名目で使途不明金は約1億7340万円にのぼるとみられている。
元理事の女性から明確な回答は得られていなく、一般社団法人「ひまわりの家」は不適切な管理で財産を流出させたとして、元理事の女性とその夫と息子の三人に対し、使途不明金と同額の損害賠償を求めて、今年9月福島地方裁判所相馬支部に提訴した。