ライオンに襲われた飼育員死亡事故 サファリパーク管理責任者などを業務上過失致死容疑で書類送検【福島】
福島県二本松市の東北サファリパークでは、2023年9月、当時53歳の男性飼育員がライオンに襲われ死亡した。
死亡した男性飼育員は、作業スペースに通じる鉄格子の扉が開いている状態のまま、ライオンを檻の中に入れてしまい襲われたとみられていて、警察が管理上の不備がなかったか、県外のサファリパークの安全マニュアルと照らし合わせるなど捜査を進めてきた。
その結果、業務上に必要な注意を怠り飼育員を死亡させた業務上過失致死の疑いで、警察は管理責任者など複数の職員を12月9日付で書類送検した。
事故の後、東北サファリパークでは、従業員の安全性を高めヒューマンエラーを防ぐ確認作業の強化などを盛り込んだ「改善計画書」を福島県に提出し、再発防止策を講じている。