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「大きめの紙袋を現金を入れて玄関先に置いてください」 相馬市の70代男性が約1600万円の詐欺被害

相馬警察署によると、今年1月6日、相馬市に住む70代男性の家の固定電話に電話会社・東京中央警察署・検察官を名乗る人物からそれぞれ「あなたの名義で携帯電話が契約され口座が作られている」「調査を行うので口座にある金をすべて引き出して家で保管してください」などと電話があった。

70代の男性は電話の内容を信じ、現金を準備していたところ、検察官を名乗る人物から「大きめの紙袋に現金を玄関先に置いてください」「捜査員が近くにいるので顔を合わせないようにしてください」と指示を受け、現金約1600万円を騙し取られた。

その後、相手と連絡が取れなくなったことを不審に感じた男性が警察に相談し被害が発覚した。

同様の手口の事案は全国で相次いでいて、警察では「警察官や検察官が現金を引き出す指示をすることはない」として、不審に感じた際にすぐに相談するように呼びかけている。