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二本松市の会社がコロナ禍での休業偽り1億円あまりを不正受給<福島県二本松市>

福島労働局は1月27日、二本松市の外衣・シャツ製造業「富樫縫製」が雇用調整助成金1億円あまりを不正受給していたとして公表した。

福島労働局によると、富樫縫製は2022年2月から2023年4月にかけて、コロナ禍で休業せざるを得なくなったと偽り、実際には有給休暇日や就業日だった日を「休業」として申請し、雇用調整助成金1億168万7420円を不正に受け取ったという。

福島労働局の聞き取りに対し、富樫縫製はこれを認め、謝罪したうえで返還の意思を示しているということだが、まだ返還はされていないとしている。

この不正受給をめぐっては、警察が1月27日、富樫縫製の代表取締役の76歳の男と、アルバイト従業員の68歳の女を、2022年8月ごろに雇用調整助成金約1600万円をだまし取った詐欺の疑いで逮捕している。