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防災大百科
新型コロナウイルスと災害
新型コロナウイルスと災害
「台風19号から半年...被災者に追い打ちをかける新型コロナウイルス」
「感染拡大...この状況で災害が発生したら!?」
台風19号で被災し、生活再建を目指し商店の営業を再開したところに新型コロナウイルスでの売り上げの減少...といったように、被災地の復興にも新型コロナウイルスが暗い影を落としている。
東京大学客員教授で防災行動や危機管理の専門家・「防災マイスター」松尾一郎さんは緊急事態宣言が出された千葉県で生活している。今、感じることとは?
【防災マイスター 松尾一郎さんからの提言】
「新型コロナウイルス感染症は国難災害だと思う。
亡くなった方は全国で180人近く、これは台風19号の犠牲者を超えている。
見えないリスクによる災害なんです。
これまでとは異なる...そういう意味で政府や知事が言うように『3密を避ける』『外出を抑制する』などを守ればなんとか鎮静化に向かうと思う。
マスクの効用についての意見はあるが、マスクをつけることで感染予防への意識付けにつながる。
私たちができることを1つ1つやるしかない。
今災害が起き、被災した場合、自宅や知人宅などの在宅避難という形もあると思う。
その場合は、家が浸水や倒壊などのリスクがない事。
水や食料の備蓄、家具の固定など日ごろから各家庭で災害対策をしておくことが必要。
《自宅をシェルターに!》《自宅を災害に強くする!》これが大事です」