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90余年の歴史「喜多方ラーメン」 市民熱愛ご当地グルメに新展開
福テレアナウンサーが「これだ!」と思った話題を伝える「アナこれ!」
今回は菅家さん。喜多方のグルメといえばラーメン。市の調査では、観光客の約7割の目的がこの「喜多方ラーメン」だという。不動の人気を誇るご当地ラーメンにも、高齢化を背景とした相次ぐ閉店などの課題があるという。
愛してやまない喜多方ラーメン
喜多方市民に話を聞くと「三食、食べたことあります、喜多方人なので。飽きないし、朝から食べたい」「週に一回は食べている」「多い時で一カ月に7店舗くらい行く。この前は週に6回行って、食べ過ぎかなって」「チャーシューがうまい」という。喜多方市民の「喜多方ラーメン愛」はすごい。
豚骨・煮干し・鶏ガラ...店ごとに
市内には87軒の喜多方ラーメンを提供する店があり...
食堂なまえ・生江孝平さん:「豚骨だけでとってるスープなので、他にはないと思っています」
はせ川・長谷川大輔さん:「うちのこだわりは煮干し。バランス的には鶏も使って、そこに煮干しを投入することで動物と魚をあえてケンカさせる」
くるくる軒・佐藤豊文さん:「豚骨、鶏ガラ、豚バラ肉、豚ひき肉、背脂と動物系はそういう感じ、あとは煮干し、昆布、シイタケ...」
というように、同じ醤油味でも店によって、使う出汁やこだわりは千差万別!
ラーメンのまちが抱える課題
2023年7月に行われた登録証の授与式。7月17日が「喜多方ラーメンの日」に制定された。しかし、記念日が誕生した背景には喜多方市が抱える課題があった。
市内の製麺所やラーメン店の代表などが集まった「喜多方ラーメンプロジェクトチーム」で課題として挙がったのが、相次ぐラーメン店の閉店に、滞在時間の短さ...この現状を何とかしようと考えた結果...「喜多方ラーメンの日」を制定する事だった。
ラーメン後のスイーツ
さらに市内のスイーツ店も力を入れ「喜多方スイーツクラブ」を立ち上げた。市内17のスイーツ店が加盟している。ラーメンを食べてすぐ帰ってしまう客をスイーツに誘導。滞在をさらに楽しんでもらうようにする。観光案内所などに置いてあるパンフレットでもPRしている。
nichinichicoffeeの渡辺眞悟さんは「喜多方は小さい街なんですけど、その中にたくさん個性的なお店があるので、一回来るだけじゃなくて、ラーメン食べたらスイーツ食べてっていうのを、無限の組み合わせがあるので、それを楽しんでいただければ」と話す。