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国宝に自慢の食、立ち寄りたくなるスポットも 小さな村でお宝探し《もっと!ぐっと!湯川村》
福島県湯川村は、会津盆地の中心に位置し約4km四方の県内で一番小さな自治体。「米と文化の里」を謳う村で、地域の人々が大切にする宝を訪ねた。
文化のシンボル 勝常寺
まず訪ねたのは「勝常寺」 奈良の学僧・徳一によって平安時代につくられたと伝わる由緒ある寺。勝常寺にある宝とは...国宝に指定されている「薬師如来坐像」「月光菩薩立像」「日光菩薩立像」の薬師三尊像。この薬師三尊像を拝観するには、事前の予約が必要。
◇勝常寺 湯川村大字勝常字代舞1764
新スポットで"あねさまかぶり"
勝常寺を後にして、散策をしていると気になる店を発見。勝常寺にお参りに来た人の休憩スペースとして、2022年4月にオープンした「かどや」 店内では、地元の人たちが作った雑貨なども販売している。そのなかで「あねさまかぶり」という気になるものを発見。昔、畑仕事の際にかぶっていたもの。
さらに、勝常寺の裏に農園で育てられたブルーベリーを使ったジュースも販売。数に限りがあるということなので、気になる方はお早めに。
◇湯川村交流施設かどや 湯川村大字勝常字代舞1742
【営業時間】午前10:00~午後2:00
【定休日】火曜日
◆あねさまかぶり 650円
◆ブルーベリージュース 680円
村民がこよなく愛すラーメン
続いての宝は、グルメ。やってきたのは、地元で人気のラーメン店「ゆがわ家」 店の看板メニューの「魚介背脂醤油ラーメン」は、鶏ガラや豚ガラなどにカツオ節やサバ節などの魚介系を合わせ、さらに背脂を加えた濃厚なしょうゆスープ。そして、北海道産の小麦を使用したモチモチの全粒粉麺。店主のこだわりが詰まった一杯。
◆魚介系背脂醤油ラーメンAセット 1230円
セットには、甘みと酸味が絶妙なオリジナルソースで仕上げた「ソースカツ丼」がついている。実は、ここにも湯川村の宝が。
湯川村は、福島県内有数の米の産地。全国でもトップクラスのおいしさを誇る「会津湯川米」を使ったソースカツ丼。パンチのあるソースにも負けない湯川米。米のおいしさを存分に味わえる。
他にも、約10種類のスパイスを使いラーメンのスープでじっくりと煮込んだ「自家製スパイシーカレー」も人気だという。
◇ゆがわ家 湯川村大字清水田字川入52
【営業時間】午前11:00~午後2:00/午後5:00~午後8:30
【定休日】月曜日(祝日の場合は火曜日)、第3火曜日
◆自家製スパイシーカレー 820円
男はつらいよファンの聖地!?
宝探しの旅。最後にやってきたのはその名も...「湯川たから館」 ここは山田洋次監督とコンビを組み、映画「男はつらいよ」シリーズなどを撮影した湯川村出身の映画カメラマン・高羽哲夫さんゆかりの品を展示している施設。館内には、高羽さんが映画の撮影で実際に使用したものなど、貴重な品々が数多く展示されている。
◇湯川たから館 湯川村大字勝常字堂後830
【営業時間】午前9:00~午後4:00
【定休日】火曜日
福島県で一番小さな村には、大きな魅力がたくさん。地元を愛し、盛り上げていこうという気持ちが村の魅力を支えているようだ。