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歴代最強!福島東稜高校・女子バスケ部 3人のキーパーソンが勝利に導く
福テレアナウンサーが「これだ!」と思った話題を伝える「アナこれ!」
今回は熊谷さんが、バスケットボールの高校日本一を決めるウィンターカップに、男女そろって出場する福島東稜高校バスケットボール部。女子は、2021年のウィンターカップで初めて全国大会に出場すると、22年も23年も福島県内から全国に挑む権利を独占。そのチームの強さの秘密を探った。
◇【動画で見る】歴代最強!福島東稜高校・女子バスケ部 3人のキーパーソンが勝利に導く
歴史を変えたチーム
福島東稜高校・女子バスケットボール部。2023年のチームは、6月の東北大会で2位、9月の東北ブロックのリーグ戦では優勝を果たした。
古川清春監督は「東稜の歴史を変えてくれたチーム。新しい1ページを開いてくれたチーム」と評価する。
歴代最強 要の3人
古川監督が「歴代最強」と言い切る2023年チーム。そのチームの「要」となるのが3人のキーパーソン。1人目は、得点力でチームをけん引するキャプテンのフォワード・柴田美奈選手。
武器はスリーポイントシュート 柴田美奈選手
古川監督が「典型的なシューター。スリーポイントはもちろん、カットインしてドライブしてシュートを決めるという強さもある」と話す柴田選手は、チームの得点の3割以上を一人で稼ぐ。一番の武器はスリーポイントシュート。ゴールから離れた場所で打つ難しいシュートだが、柴田選手は次から次へと決めていく。この日のチャレンジは、35本中25本...成功率は7割に達した。
高さとスピード オサイ・フェイバ・チノエ選手
2人目は、その高さ県内一!ナイジェリアからの留学生、オサイ・フェイバ・チノエ選手。リバウンドもシュートも185センチの長身をいかして圧倒する。しかし、高さだけではない。古川監督は「走ったら一番速いくらいのスピードを持っている」というように、俊足をいかしゴール下から反対側のゴール下へ。まだ1年生のチノエ選手、日々成長を続けている。
コートの外の大黒柱 本川瑚々さん
そして3人目は、アシスタントコーチ・本川瑚々さん。2023年夏のインターハイまでは選手として活躍していた。しかし、2022年2月の東北新人大会で前十字靭帯を断裂。本川さんは「夏までやりきろうと自分で決めて、靭帯を切らしたまま夏までやりきった。インターハイ終わった後に地元で手術をして、今は学生アシスタントコーチとしてチームに関わっています」と話す。練習メニューを考えて、大きな声で練習を仕切って...時には、チノエ選手に日本語も教える本川さん。選手たちにとって頼れる存在だという。
ウインターカップ まずは一勝
「歴代最強」のベースとなっているのが、学年を越えた仲の良さ。県外出身の選手や留学生が生活している寮に行ってみると...食堂では笑い声が絶えない。
コートを離れれば普通の高校生に見えるが、生活の中心はバスケットボール。上達すること、そして試合に勝つことで頭の中はいっぱいだ。
キャプテンの柴田美奈選手は「ウィンターカップまず一勝して、今まで応援してくれた方々に3年分の感謝と恩返しを」を意気込みを語った。
初戦敗退が続いたウィンターカップで、まずは勝利を勝ち取る!気持ちを一つに、大会へ臨む。