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記者プレ
喜多方市に「喜多方ラーメン課・そば課」誕生 国内外に地元が誇る麺類を発信
記者の視点で社会や地域の話題を紹介する「記者プレ」 今回、佐藤弘崇記者が注目したのは、新たに喜多方市役所にできた「喜多方」といえばコレ!という部署について。
◇【動画で見る】喜多方市に「喜多方ラーメン課」「そば課」誕生
麺王国・喜多方市
福島県の喜多方市役所に2024年4月1日に発足したのは「喜多方ラーメン課」と「そば課」だ。SNSでの情報発信やイベントを通し、国内外へ「喜多方が誇る麺類」をPRする計画。喜多方ラーメン課・そば課の瓜生昭彦課長は「喜多方ラーメンは大正末期から昭和にかけて生まれ、100年弱くらいの期間が経過している。歴史的な文化の灯を消さないために頑張りたい」と意気込む。
衰退の危機
それを求めてやってくる人がいると言っても過言ではない「喜多方ラーメン」。
しかし、15年前には市内に110店舗以上あったラーメン店も、継者不足などで20店舗ほど減少。多方には伝統の「山都そば」もあり、「麺推し」の取り組みを自治体と進められれば、地域の盛り上がりや観光客の増加にも繋がると店も期待を寄せる。
塩川屋・山田貴司さんは「私たちだけではラーメン店も力落ちているで、市との連携でラーメンを起点として、よりよい地域活性になってくるのではないかと」と話す。
喜多方市では毎年7月17日を「喜多方ラーメンの日」と制定していて、まずはこの日に合わせたイベントを検討している。ユニークな取り組みの今後に期待だ。