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とりざんまい!唐揚げの自販機から黒鶏のソフトまで、地元愛あふれる鶏グルメ《もっと!ぐっと!中島村》

福島県中島村のグルメに注目!地元で60年以上愛され続ける食事処「仲家」と、黒鶏の飼育で国内トップクラスの「水野谷鶏卵店」。鶏の唐揚げ自動販売機や黒鶏の卵、加工品など、鶏にまつわる多彩なグルメを楽しめる2店舗を紹介する。

コロナ禍で生まれた唐揚げの自動販売機

中島村に到着すると目に飛び込んでくるのは「鶏の唐揚げ」の自動販売機だ。この珍しい自販機を設置しているのが、創業60余年の食事処「仲家」。
自動販売機設置の経緯について、店主の野木博哉さんは「コロナ禍で店内飲食ができなくなり、多くのお客さんがテイクアウトで唐揚げを注文していただいていました。しかし、時間指定などで気の毒な思いをさせてしまうこともあり、何とかならないかと妻に相談したところ、自動販売機の導入に至りました」と語る。
この自動販売機は、今では地域の人々と店をつなぐ大切な存在となっている。原材料費の高騰にもかかわらず、設置当時の価格と量を維持しているという。

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秘伝のタレで仕上げる絶品唐揚げ

仲家の名物「鶏の唐揚げ定食」(1,150円)は、小麦粉、米粉、片栗粉をブレンドした衣で食感が良くなるよう工夫されている。醤油ベースの秘伝タレには日本酒も入っており、肉が柔らかくなるそうだ。
野木さんは「毎日でも食べたくなるような唐揚げを目指しています」と話す。実際に試食してみると、肉汁がじわっと溢れ出し、肉の甘みと柔らかさが際立つ逸品だった。
仲家では唐揚げのバリエーションも豊富だ。玉ねぎとゴマの風味が効いた油淋鶏(ユーリンチー)、フライドガーリックと唐辛子が効いたホットチキン、たまごの風味と酸味が決め手のとり南蛮タルタルなどがある。これらの一部は自動販売機でも購入可能だ。

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<仲家>中島村大字滑津中ツ島51-1
【営業時間】午前11:00~午後3:00
【定休日】月曜日・火曜日
・鶏の唐揚げ定食 1,150円
・油淋鶏定食 1,200円(単品 900円)
・ホットチキン定食 1,200円(単品 900円)
・とり南蛮タルタル定食 1,200円(単品 900円)

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国内トップクラスの黒鶏飼育

続いて訪れたのは、中島村で約60年間養鶏業を営む水野谷鶏卵店だ。ここでは黒鶏を1万羽以上飼育しており、直売所では卵や肉、加工品などを販売している。
水野谷知子さんによると、黒鶏とはオランダ原産の「ネラ」という品種で、餌をよく食べるが産卵数が少ないため、卵は貴重とされているそうだ。

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濃厚な黒鶏の卵と多彩な加工品

黒鶏の卵(10個450円)は、濃厚で深いコクと自然な甘みが特徴だ。卵かけご飯で味わってみると、確かに濃厚な味わいと後から追ってくる自然な甘さが感じられた。
水野谷鶏卵店では、卵や肉以外にも多彩な加工品を販売している。やきとり肉(串なし300g 500円)は、プリッとした食感と肉の旨みが際立つ逸品だ。他にもソーセージ(650円)や焼き菓子なども人気を集めている。

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濃厚でさっぱりした黒鶏のたまごソフト

水野谷鶏卵店のおすすめは「黒鶏のたまごソフト」(350円)だ。黒鶏の卵の黄身と北海道のミルクを使用しており、濃厚な味わいながらさっぱりとした甘さが特徴となっている。

<水野谷鶏卵店>中島村大字滑津字新田24
【営業時間】午前9:30~午後5:00
【定休日】日曜日
・黒鶏の卵 10個 450円
・やきとり肉(串なし) 300g 500円
・黒鶏のソーセージ 650円
・黒鶏のたまごソフト 350円

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中島村では、長年地域に根ざした2つの店舗が鶏にまつわる多彩なグルメを提供している。伝統の味と新しい挑戦が融合した「鶏ざんまい」の世界を、ぜひ訪れて体験してみてはいかがだろうか。

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