ニュース

岸田首相が福島県を訪問 福島第一原発の処理水海洋放出から1年で<福島・いわき市>

岸田首相は8月24日、福島・いわき市を訪れ小名浜魚市場を視察した。

福島第一原発の処理水の海洋放出が始まって1年となるのに合わせたもので、漁協が行う魚の放射性物質検査などについて説明を受けた。そして、岸田首相はメヒカリの唐揚げなどを試食した。

岸田首相・試食の感想:
「良いですね、これ。食べやすいし、おいしい」
「常磐ものの食文化を感じますよね」

その後、県漁連の野崎会長と意見を交換。
野崎会長は海洋放出を1回の失敗もなく行い、漁業を引き継いでいけるよう最後まで責任をもって欲しいと訴えた。これに対して、岸田首相は安心して生業を継続できるよう、必要な対策を行っていく考えを強調した。

記者団の囲み取材に岸田首相インタビュー:
「(放出開始時に)『今後長期になろうとも全責任をもって対応する』とこうしたことを申し上げました。この思いこれはいささかも変わるものではなく、必要な措置をこれからも続けていくことは当然であると考えています」

また、岸田首相は燃料デブリの作業ミスについても触れて、重く受け止めるとした。