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《福島県民の視点》自民党総裁選が告示 新総裁への期待 福島県の国会議員は誰を推す?

岸田総理の後継を決める自民党の総裁選挙が9月12日告示された。これまでで最も多い9人が立候補し、混戦となっている。この中で、誰が新しい国の舵取り役を担うのか、福島県内でも注目が集まっている。

<9人が立候補>
12日告示された自民党の総裁選挙。党本部では立候補の受け付けが行われ、候補者が演説会や記者会見に臨んだ。今回名乗りをあげたのは9人。これまでで最も多く、乱戦模様となった。

<福島県でも投票用紙発送>
「じゃあ局長すみません、大変お世話になります。よろしくおねがいします」
12日福島県内でも投票権を持つ党員・党友に向けて投票用紙が発送された。対象は約1万5千人。これらの票と国会議員の票によって、次の新しい国の舵取り役が決まることになる。
自民党福島県連・総裁選挙管理委員会の佐藤雅裕委員長代理は「しっかり、私たちとしても各候補が福島県の復興・創生に向けてどういったことで臨んで頂けるかというのを注視して参りたいと思います」と話す。

<福島県民はどう見る?>
今回は「政治とカネ」の問題をめぐる政治改革などが争点となるが、県民は・・・
◇「裏金問題とか、昔から続いている派閥政治を変える必要性があるのかなっていうところで、今回、膿出しの部分もあるとは思いますので、やっぱり実行力のある人じゃないと変わらないかなとは思っています」
◇「いまやっぱり高齢化がすごい問題になっているっていうのをよくテレビでみるので、その少子化対策に関することを強化してくれたら良いんじゃないかな」
◇「ちょっと混戦していますね、今回はね。そのメンバーでいけば、若い世代にバトンタッチして、ちょっとリフレッシュしてもらいたいなとは思うんですけど」

総裁選の投開票日は9月27日で、15日間の選挙戦が始まった。

<自民党総裁選の仕組み>
総裁選は国会議員が1人1票を投じる国会議員票と、全国の党員の得票に応じて振り分けられる党員票で争われる。過半数を獲得した候補者が新総裁となるが、過半数に至らない場合は、上位2人による決選投票となる。

<福島県の自民党国会議員の動向>
支持の状況は、回答があった6人の議員の支持は細かく分かれている。
立候補に向けては20人の推薦人が必要とされるが、亀岡偉民さんが加藤元官房長官、星北斗さんが林官房長官、森雅子さんが上川外務相の推薦人に名を連ねている。
そして、根本匠さんが林官房長官、上杉謙太郎さんが小泉元環境相、吉野正芳さんが上川外務相をそれぞれ支持している。
今回は9人が立ったことで票が分かれ、決選投票が行われる可能性が高くなっている。