福島第一原子力発電所では、今年度４回目となる処理水の海洋放出がきょう完了した。

福島第一原子力発電所で行われていた今年度４回目・通算８回目の処理水の海洋放出はきょう昼頃に完了した。処理水の海洋放出は去年８月に開始され、きょうまでにタンク６３基分・約６万３千トンが海水で薄められたうえで海に放出された。

きのう放出開始から１年となったが、これまで放出中の海水の分析などで基準を超える値は確認されていない一方、中国による禁輸措置の影響が続いている。東京電力は「引き続き緊張感をもって安全に万全を期す」としている。