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足場崩壊のビルで解体工事が再開 被害受けた近くの観光施設は応急処置で営業再開<福島・会津若松市>

足場の崩落事故からまもなく1ヵ月、中断されていた工事が再開した。

福島県会津若松市の中心部、商業ビルの解体現場で事故は起きた。
8月1日、高さ約10メートル幅約35メートルの足場が崩壊し、近くにいた40代の女性がケガをする事態となった。

福島テレビ・佐藤弘崇記者:「足場が倒壊する事故発生からまもなく1カ月が経とうとしています。通行規制がかかっていた道路も通れるようになり、本来の姿が戻りつつあります」

現場では安全を確認の上、27日工事を再開。
崩れた足場が直撃し、屋根が壊れるなど被害を受けた福西本店では、落下を防ぐために布を被せるなどの応急処置を行って2週間前から営業を再開した。
福西本店の星幸子さんは「お客様から励ましの言葉だったりをたくさんいただいたので、これから気持ちを新たに頑張っていこうと思います」と話した。

建設関係者によると、事故の原因は解体していた鉄筋コンクリートの梁が計画と違って足場側に倒れてしまったこと。
この事故をめぐっては、警察が業務上過失傷害の疑いも視野に調べを進めている。