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台風10号に警戒 果樹園はモモの木に対策 カメムシ被害のナシは台風の追い打ちを心配<福島・白河市>

台風への警戒は生産者にも広がっている。

北條農園・北條雄三さん:「この木は収穫間際だったんですよ。この前の7号の台風の時に、風であおられて折れちゃいました」

福島県白河市の北條農園。2週間前に接近した台風7号の際には、収穫間近だったモモの木が被害を受けた。
北條農園の北條さんは「(収穫間近で)ちょっと重量が重くなってて、ちょっとでも(風で)あおられると、下のつっかえ棒が折れちゃって、それで倒れました」と話す。そのため、いつも以上に支柱を多くするなど対策に追われている。
「いま危ないなと思っているのは、奥の袋かぶっているモモなんですけど、あのモモには竹をいっぱい立てて、いちおう守れるかって形で」と北條さんはいう。

一方、収穫のシーズンを迎えた今年のナシは、カメムシの被害により1割から2割程度で出荷が難しい状態に。出来には恵まれているため、台風による被害が追い打ちをかけないか心配している。
北條さんは「前の台風よりも風は強いかなと気はしますが、少しでも逸れてもらえれば助かると思います」と話した。