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町民も訪れた人も一緒に「ふたば飲み」福島・双葉町の避難指示解除から2年 新たな交流生むイベント

福島県双葉町では、復興拠点の避難指示が解除され2024年8月30日で2年となる。新たな街づくりに向けて、町民や訪れた人が交流するイベントが行われている。

8月29日、双葉町の産業交流センターで午後4時半から始まったのが「ふたば飲み」というイベント。
双葉町では2022年に復興拠点の避難指示が解除され、少しずつ新たな街づくりの歩みを進めているが、まだ飲食店など人が集まることができる場所は多くない。
そこで、不定期ながら交流の場を設けようと開催されているのがこのイベントだ。
復興への歩みをあらわすように開催した回数を「1歩・2歩」と数えていて、今回で9歩目。歩みを進めるごとに、出店者や訪れる人が増えているという。

訪れた人は「双葉町には仕事で来ている。少しでも地域のためになればと思い参加した。また来年も参加したい」と話す。
イベントを主催するふたばプロジェクトの武藤祐二さんは、イベントの賑わいについて「うれしいの一言」と話す。また「大勢の人が町を訪れ、いろんなことにチャレンジできる町になっていったらいい」と話した。

双葉町には、現在135人が生活している。避難指示解除をきっかけに町に戻った人もいれば、移住してきた人もいる。
ここで生まれた縁がつながり、新たな街づくりに向けた3年目の歩みが再び始まる。