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給食に洗剤が混入 子ども数人が体調不良訴えるも全員回復<福島県南相馬市>

福島県南相馬市で、9月2日に提供された給食の一部に洗剤が混入していた問題で、南相馬市教育委員会によると、翌3日、給食を食べた子ども数人が腹痛を訴え学校を休んだが、4日になって全員の体調は回復した。
給食との直接の因果関係は分かっていない。

この問題は、9月2日に鹿島区の給食センターで「いんげんのきなこあえ」を調理していたところ、調理員の手や調理器具を消毒するアルコールのボトルに洗剤が混入していた。
このボトルを用いて、調理員の手や調理器具に複数回スプレーしてしまったという。
調理後に、アルコールと洗剤のボトルの数が合わないことに気づいて調べたところ、洗剤を誤ってアルコールのボトルに詰め替えてしまったことに気づいたもの。

混入に気づいたときには、南相馬市鹿島区にある幼稚園と2つの小学校、そして中学校のあわせて4つの教育施設で、約700人の子どもに提供されてしまっていた。

洗剤とアルコールのボトルが類似していたことで詰め替えのミスが起きたとみられていて、南相馬市教育委員会は保健所とともに当時の状況などを調べ、再発防止を徹底したいとしている。