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元大熊町職員の女 初公判で起訴内容認める 福島・楢葉町の集合住宅で自分の部屋に放火   

福島県楢葉町で起きた放火事件の裁判で、大熊町役場に勤務していた被告の女は起訴内容を認めた。

起訴状などによると、元大熊町職員の柴田明子被告は2023年12月、楢葉町の集合住宅で自分の部屋に火をつけたとされている。出火当時、集合住宅には32人の住民がいたが、ケガなどはなかった。

9月11日福島地裁郡山支部で開かれた裁判員裁判の初公判で、柴田被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
冒頭陳述で検察側は、柴田被告が「職場などの人間関係で悩み、役場職員の立場で放火をして自殺をすれば、迷惑をかける事が出来ると考えた」などと犯行の動機を指摘した。

一方、弁護側は「精神障害が影響した」などと主張した。
12日に論告求刑と最終弁論が行われ、判決は9月13日言い渡される。