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スウェーデン視察の高校生 放射性廃棄物処分の現状など活動内容を報告《福島県》  

スウェーデンを訪問し放射性廃棄物の処分などの現状を視察した高校生が、9月16日活動内容を報告した。

高校生:「スウェーデンでは最終処分地選定まで進んでいますが、その背景には長い期間をかけて少しずつ住民の理解や信頼を得た苦労があり、最終処分地選定が難しいことが再確認できました」

「ふくしまハイスクールアカデミー」のこの取り組みには、福島県の内外の高校生が参加し、原発関連施設や原発から出る高レベルの放射性廃棄物の処分について、研修を通して学びを深めてきた。
高校生たちはこの夏、スウェーデンを視察。最終処分施設の建設予定地の見学や、現地の学生との交流などを通して、日本との状況を比較した。

磐城桜ヶ丘高校2年の馬上凜帆さんは「他人任せにするんじゃなくて、自分自身で、高校生だからいいやじゃなくて、自分自身でしっかり考えて取り組んでほしいなって思います」と話した。

高校生は、今後も福島の復興や原発の問題などについて向き合っていく。