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9月19日は彼岸の入り 多くの人が墓参り 彼岸花の名所は暑さでつぼみが目立つ <福島・いわき市> 

9月19日は秋の彼岸の入り。暑さが残る中、墓参りに訪れた人が亡くなった人の霊を慰めた。

福島県いわき市の梅林寺。秋の彼岸の入りを迎え、多くの人が墓参りに訪れていた。
大平きみ子さんは「(報告したのは)家族のことですね。やっぱり守ってもらえるように、必ず毎回(来る)。彼岸明けにはここ綺麗に片づけに来ます」と話す。

彼岸花の名所としても知られるこの寺。毎年この時期は赤い花が咲き揃うが...今年はつぼみが目立ち、まだ芽を出したばかりのものも。原因は今年の暑さとみられ、開花は1週間ほど遅れているという。

雨上がりで蒸し暑さが増す中、念入りに掃除をする市内の鯨岡勝治さんと葉子さん。
鯨岡葉子さんは「もう日課になってるもんね。来るのが。来るとちょっと安心するので」と話す。3年前に亡くなった息子さんに花と線香を手向ける。月命日にも欠かさず訪れているが、19日も静かに手を合わせた。
鯨岡さんは「いつも守ってくれてありがとうっていう感じで、お礼言ってます」と話した。

暑さ寒さも彼岸まで。21日からは涼しくなる予報で、いよいよ秋めいてきそうだ。