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赤べこの進化系は...プラモデル 道の駅で販売すると人気に 簡単組み立てでモノづくりのきっかけに《福島》

福島県・会津地方の伝統工芸品として多くの人に愛されている「赤べこ」がなんとプラモデルになった。道の駅で販売が開始され、観光客の人気を集めている。

<その名も"べこぷら">
福島県磐梯町にある「道の駅ばんだい」の商品棚に並んでいたのは、赤べこのプラモデル...その名も「べこぷら」(1個1450円)。2024年9月から販売が開始され、観光に訪れた人たちから人気を集めているという。
道の駅ばんだいの冨岡正敬さんが「だいぶ好評で、追加発注で販売しています」と話すように、多いときで一日に70個ほど売れるときもあるという。
宮城県から来た男性は「自分家と親友へのお土産もありますし、3つ購入しました
」と話す。

<モノづくりのきっかけに>
「べこぷら」を開発したのは、福島県会津若松市でプラスチックの食器製造などを手がける古川プラスチック。専用の金型を作り、半年ほどかけて商品化にこぎつけたという。
作り方はシンプルで、上下に分かれた2つのパーツを組み合わせるだけ。小さい子どもでも作れるようになっていて、油性ペンで目や模様を描いて自分だけのべこぷら作りを楽しむことができる。
古川プラスチックの古川孝治社長は「小さい子どもたちがモノづくりというのを体験する機会を、少しでも与えたい。それをきっかけに、親と子のコミュニケーションを取ってもらって。また、地域の伝統工芸品を使うことによって、地域に貢献できれば」と語る。

べこぷらは、10月中旬からインターネットでも販売される予定。