福島県内全域で手足口病が8週連続の増加 医療機関あたりの感染報告が20人を超え5年ぶりの多さに
福島県によると、10月14日から20日までの1週間で、県内49の小児科定点医療機関から報告された手足口病の患者は1011人で、前の週と比べて130人あまりの増加。8週連続で増えていて、今年に入ってからの感染報告数の最多を更新した。
1医療機関あたりの報告数は20.63人で、20人を超えるのは2019年の夏以来5年ぶり。ほとんどの地域で警報レベルの流行が続いていて、特に福島市では医療機関あたり30人を超えている。
手足口病は、夏に子どもを中心に広がりやすい感染症で、感染してから3~5日後に、口の中や手足等に水疱性発疹が現れる。
県は、手洗いの徹底や排泄物の適切な処理が重要として、感染拡大防止のための対策をとるよう呼びかけている。