濃厚な飛沫感染が主な経路に「マイコプラズマ肺炎」 市販薬で改善見られない場合は早めの受診を
子どもから大人まで、幅広い年代で感染するマイコプラズマ肺炎。
福島県郡山市にある「じんキッズクリニック」の酒井信子副院長によると、感染経路の主流は「飛沫感染」それも「濃厚な飛沫感染」と言われているという。「例えば、集団的に学校だったり家族、そういう飛沫感染の機会が多いところ、密なところで感染が広がると言われています」と酒井副院長はいう。
潜伏期間が2週間から4週間と長く「いつ細菌をもらったか分からない」というのも特徴で、中耳炎や髄膜炎などの合併症を引き起こす可能性もあるという。
酒井副院長は「市販の薬で最初は対応していただき、2日ぐらいみても改善のない場合には、早めに病院を受診してもらうことをおすすめします」と話し、頭痛や倦怠感・咳などの症状が続く場合、風邪と判断せずに早めの受診を呼びかけた。