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被告の男に無期懲役を求刑 いわき市の強盗殺人事件 弁護側は強盗を否認 殺人罪適用が相当と主張【福島】

福島県いわき市で起きた強盗殺人事件の裁判で、検察は被告の男に無期懲役を求刑した。

起訴状によると、木村進被告は2023年2月、いわき市勿来町の住宅で金品を奪おうと当時85歳の小松ヤス子さんの頭をネイルハンマーで複数回殴り殺害したとされている。木村被告は初公判で起訴内容を一部否認している。

10月31日開かれた公判で、検察側は「あらかじめハンマーや手袋を準備し、小松さんを殺害した後、すぐに家を物色している」と指摘した上で、「強固な殺意と計画的な犯行で極めて危険かつ執拗で悪質」などとし、木村被告に無期懲役を求刑した。

一方、弁護側は「金品は盗んでいない。殺人罪が適用される」などとして、懲役14年の実刑が相当と主張した。
最後に木村被告は「どのような結果になろうと小松さんの冥福を祈りながら、一生背負い続けて罪を償って参りたい」など述べた。

判決は11月6日に言い渡される。