柿のできは上々!でも暖かすぎる...本格的な「あんぽ柿」作りを前に生産者は冷え込みを期待<福島・伊達市>
11月4日の福島県伊達市の最高気温は22℃で、10月上旬並みの暖かさとなった。「寒さ」が甘みを引き出す伊達市の特産物「あんぽ柿」は、冷え込みを待ちわびていた。
福島県伊達市梁川町の畑では、「あんぽ柿」の原料・柿の収穫が最盛期を迎えている。
種まきうさぎ株式会社の岡崎靖さんが「今年は着色も良くて、品質はいい塩梅」と話すように、柿が花をつける5月頃の天気が良く、暖かい日差しをたっぷりと浴びたことから一つ一つの実の出来が良く、豊作も期待できるという。
しかし、岡崎さんには心配なことが...「干し柿・あんぽ柿づくりは、カビが一番怖い。カビが出る原因は、高い温度と高い湿度。本当に毎日天気予報とのにらめっこ」と話す。
柿を乾燥させている間、気温が15℃・湿度が60%以上を超えるとカビが発生しやすくなるため、まもなく本格的に始まるあんぽ柿づくりへの気温の影響を心配していた。
いよいよ始まる「あんぽ柿」の季節。伊達市では、11月6日から例年以上の冷え込みが予想されている。