【不祥事受け福島県会見】県職員「スカートの中を盗撮しようとした疑い」逮捕 不祥事根絶緊急会議の翌日に
11月6日、福島県南会津町にある山口土木事務所に勤務する県職員、服部隆行技師が、福島県迷惑行為等防止条例違反(卑わいな言動)で逮捕されたことを受け、福島県が緊急会見を開いた。
警察によると、服部技師は7月3日の午後8時ごろ、会津若松市内の店舗において、10代の女性のスカートの中に携帯電話を差し入れ、盗撮しようとした疑い。
福島県では、福島空港内の道路工事をめぐる入札妨害の罪で県職員が起訴されたことを受け、11月5日に、土木部の出先機関の所属長を集め、不祥事根絶の緊急会議を開いたばかり。
緊急会議の翌日に、また土木部の職員による不祥事が発覚した。
県は「相次ぐ不祥事を受け、全庁あげて再発防止に取り組んでいる中での不祥事であり、県政に対する信頼を著しく損なう事態だと大変重く受け止めている」とした。
【福島県による会見】
Q 県がこの事実を把握したのは?
A 本日(11月6日)の朝、警察署から「職員の身柄を拘束している」という話があった。
Q 勤務内容、勤務態度は?
A 県職員として採用されて3年目の技師で、採用時から現在の職場。道路や河川の維持管理工事の監督業務などにあたっていた。
真面目で、報告・連絡・相談がきちんとできる、受け答えがしっかりできる職員だった。
Q 逮捕容疑の日(7月3日)は勤務日か?
A 勤務日だった。午後8時は勤務後。
Q 本人から話は聞けているか?
A 県として接触はできていない。
Q 不祥事が続くなか、有効な再発防止策はないのか?
A これまでの取り組みとして、コンプライアンスのマニュアルに基づくチェックシートによる自己点検、全職員対象の研修、個別面談などを行ってきて、不祥事が本人や家族に及ぼす影響の大きさを伝えるリーフレットなどを作成してきた。
なかなか有効な再発防止策が見いだせないところではあるが、継続してコンプライアンスの取り組みを進めていく。
今後、土木部長が出先事務所を訪問しコンプライアンス遵守を呼びかける。
Q 本人は面談ではどのように発言していたか?
A 9月2日に面談を実施したが、悩みなどについての発言はなかった。
入札妨害に関しては「やってはいけないこと」などとしていた。
Q 県職員の逮捕・起訴は?
A 2024年度に入り逮捕は2人目、このほかに起訴が3人。