福島・国見町の村上利通町長が初登庁 公正かつ透明な行政運営を 高規格救急車問題の混乱を収拾へ
職員や支持者に迎えられ、福島県国見町の国見町役場に初登庁した村上利通町長。
任期満了に伴い11月10日に行われた町長選挙では、再選を目指す現職などを破り初当選を果たした。
国見町では2022年から「企業版ふるさと納税」で寄付された4億円余りを原資に高規格救急車の開発事業が進められるも中止に。町の第三者委員会などからは、受注業者との契約について「手続きに公平性を欠いていた」と指摘された。
また、11月22日には内閣府から「企業版ふるさと納税」の事業認定が全国で初めて取り消された。
村上町長は就任式で、一連の問題についても言及。「町民だけでなく全国的に信頼が損なわれている」と危機感を示し、「公正かつ透明な行政運営を徹底する」ことを約束した。
村上町長は「教育分野・子育てを含めて、さまざま課題がありますので、それらに本腰で取り組むためには、まずはそこの混乱を収拾していくということが必要であると考えています」と述べた。
村上町長の任期は、11月27日から2028年11月26日までの4年間。